プロフィール
川原 渓月かわはら けいげつ

「田舎で生まれ育った私は、日々移り行く自然の風景を眺め、その魅力に惹かれていました」
違和感だらけの個々の存在達が見事に調和する自然界。その美しさと神秘性が川原渓月の原点である。
“訴える”から“感じる”へ。書道の枠を超え、内面から湧き出る感覚を表現する現在の作風は、海外のアートフェアへの出展以降、徐々に確立していくこととなる。
「いつも変わりなく、そこにただただ静かに存在している、それが私の作品です。
しかし、書き手・作品・観ていただく方、この三者が重なることで作品は意思を持ちはじめます。
特に観ていただく方の人生観や経験された出来事により、都度都度語りかけてくるものが違ってくるのです。」
生きることに謙虚でありたい、彼女の作品はそう思い、願う川原そのものなのだろう。
コンセプト
墨で表現されるシンプルでありながらも幻想的な世界。
人は生き、楽しみ、悩み、そして自然に力を分け与えてもらいながら暮らしていく。
そこにある形のないもの。だが、確実に存在するもの。
静かにとても静かに。
真理、天地宇宙、波動が表現された作品群は、観る者の心を揺さぶり、穏やかな感動を与えてくれる。
自分を知り、認め、他者を知り、認め、すべては繋がっていることを知る。
メッセージ
私たちはどこまで自然(天地宇宙)に許しを得ることができるのでしょうか。
長い闘病生活を経た後に私は、「自分は生かされている」と強く思うようになりました。
とてつもなく大きな生命体の一部、それが“人”であると考えるならば、私たちが踏み越えてはいけないラインが必ずあるはずです。
同時に、人として生きる私たちはもう既にあるべき姿で存在しています。
誰もが唯一無二の存在であることを自ら自覚し守らなければなりません。
これは他者も同様であり、誰もが生命体として平等です。
皆が与えられた命のもとそれぞれの役割の中で生きているとするならば、その生きる道を妨げることは誰にも許されないのです。
私は、人が持つ言葉では語ることが難しい、そんな「確固たる形もないが確実に存在する世界」が、この世には数多く存在しているような気がしてなりません。
私の作品を通じてその一片でも皆様にお伝えすることができれば、そう願いながら創作活動を続けています。
略歴(出展歴)
- 1972年
- 5歳の時に「関西芸術院書道教室」に通い始める。藤川大仙・藤川恵春に師事。
- 1993年
- 関西芸術院書道教室分校を開校
- 2011年
- 独立をし「白筆会」を設立
※以降、後進の指導にあたり現在約100名が在籍 - 2022年
- World Art Dubai 2022 出展
- 2023年
- World Art Dubai 2023 出展
- Salon Art Shopping Paris 2023 出展
- Art Kaohsiung 2023 出展
- 2024年
- 国内で初の個展『VISION』開催
- ニューヨーク・グループ展『BREAKTROUGH』参加
その他、グループ展参加・メディア掲載多数