Art on Paper New York 2025 を終えて
先ずは、来場くださいました皆様、そして関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
世界各国から集うギャラリーやアーティストの方々と同じ空間で作品を発表できたことは、私にとって大きな喜びです。
「紙」という共通の器の中で無限に広がる一つひとつの表現に、現代アートの可能性を改めて感じました。
人の営みの中で生まれる内なるものを映し出す探求こそが私のアートであることを再確認するとともに、作品は完成をもって終わるのではなく、人と共に呼吸を続ける存在であるという実感を強くいたしました。

私は、余白に宿る美学に深く心を揺さぶられます。
輪郭もなく曖昧で目には見えない存在でありながら、そこにあるのは計り知れないほど大切なもの――。
私の無意識は、まるでそれを知っているかのようです。
アートは自己を表現するだけでなく、他者とつながる橋のようなもの。
アートを通じて静かな対話が生まれることを信じ、今後も活動を続けてまいります。
川原渓月


